有名私立大学に通いながらパパ活
「パパ活、流行っていますよね。私が交際クラブに登録した時は有名じゃなかったのに、いつの間にかみんなパパ活という言葉を使うようになった。私も、大学の友人から『お前、絶対パパ活しているよね』と言われています(笑)」笑いながら語るあかりさんは、都内の有名私立大学に通う学生である。20歳だった大学一年生の頃、友人の紹介で都内の交際クラブに登録した。「友達から『あかりも一緒にやろうよ』って言われて、自分もやってみようかなと思ったんです」登録した動機は、シンプルにお金。地方出身のあかりさんは、大学進学と共に上京して一人暮らしを始めた。高校の成績が優秀だったこともあって、憧れの大学に推薦で入学することができた。「実際に入学してみると、イメージしたそのままの大学だったので、入ってよかった〜!と思いました」とあかりさんは嬉しそうに語る。
しかし、私立大学での生活はお金がかかる。高単価の仕事を探して、まずはキャバクラで働き始めたが、夜間の仕事であり、接客中にお酒を飲まなければならない。そのため、翌朝学校に行くことが辛くなってしまうという問題に直面して、困ってしまった。そこで学業に支障が出ない範囲で、昼間でも高単価で稼げる仕事を探すことにした。出会い系サイトやマッチングアプリなどもいくつか利用してみたが、リスクが大きすぎることに気づき、途中でやめてしまった。「サイトで出会った人から食事やデートの謝礼をもらう際、その都度お金をもらえばよかったんですが、月極=毎月1回の受取にしてしまったんですよ。それが甘かった。未払いのまま、相手に逃げられてしまいました。その経験から、相手の身元がきちんと確認されているところを利用しなければ……と痛感しました」結果として、あかりさんは交際クラブに登録するという選択肢を選んだ。クラブとのやりとりが全てLINE上で完結する、という点も便利だった。「クラブの面接では、身長や体重、タトゥーの有無、そして夜職の経験の有無を
尋ねられました。キャバクラや風俗の経験があることは、男性会員にはしゃべってはいけない、と言われました。そういった職業ではない一般の女性と出会いたい、というのが男性会員側のニーズみたいです」