自らの強みを活かして、相手とシナジーを生む

目の前の価値観や制約に囚われない、枠を越えた発想ができるのは、コンサルタントという職業ならではだろう。交際クラブの関係においても、美鈴さんは、自らの強みを活かした上で、相手とシナジーを生むことを重視すべきと主張する。「本来、一人ひとりが誰かにとって魅力的な存在であるはずです。それなのに、偏見に囚われて自分を狭い枠に押し込めてしまうから、魅力や強みが相手に気づかれない。自分の強みを認識して、『自分はこういうスタンスで、社会に対して発信していくんだ』と打ち出すことができれば、それに魅力を感じてくれる人とはきっと出会えるし、お互いのシナジーも生まれるはずですよね。人生は有限なので、シナジーを生み出せない相手と付き合うのはもったいないと思います。自分の欲しているものをうまく言語化できないまま、交際クラブで誰かと出会っても、何かを得ることは難しい。そういう人たちにとって、短い時間で私が今言ったようなエッセンスが伝わって、自分にとって必要な選択ができるような、マニュアルというと変ですけど、そういうツールがあればいいなと思います。そうした仕組みがあれば、交際クラブを使って幸せになれる人はもっと増えるはずです。なので坂爪さん、そういう本をぜひ書いてください（笑）」