関係が長続きする人・しない人の違い

宮田さんが交際クラブを利用するきっかけになったのは、とあるプロジェクトのマネジメントに成功して、手元にまとまったお金が入ったことだった。仕事もひと段落して時間的な余裕もあった時期だったため、以前から興味のあった交際クラブの世界に足を踏み入れることにした。宮田さんにとって、交際クラブでの女性関係は、どのような意味合いを持っているのだろうか。「一番長く関係が続いている女性とは、お互いに他の相手とデートをしている時に、偶然ホテルのロビーでバッティングしたことがありました。それでも、彼女との関係は続いています。お互い、相手が複数の相手と付き合っているということを理解した上で、関係を続けている。そこに?はない。そして必要以上に詮索もしない。詮索したところで、お互いに何かしらの?があることは分かっている。決められた時間と空間の中で、お互い楽しめればいい。自分はそれで割り切れています。その彼女は女優なので、舞台も観に行きますし、終わった後に楽屋にも挨拶に行く。それでも、お互い本気にならないし、干渉しない。結婚の話は絶対出ませんが、パートナーとしては悪くない。多くの人は、お互いの関係性が本物であることにこだわりますが、本物と偽物という線引き自体が曖昧だし、当人同士がそれでいいと思っているのであれば、どちらでもいいんじゃないかと思います。外部の人間がどうこう言う必要はないと思います」男女の関係性について、悟り切ったかのように冷静に語る宮田さんだが、過去に一度離婚を経験しているという。その時の体験が影を落としているのかもしれない。自分がこれ以上否定されて傷つかないように、予め壁を作っているようにも感じる。