自分がお金を払ってまで、その相手に会いたいと思えるか

何度か逢瀬を重ねている中で、ある日、男性からＬＩＮＥで「たまには、君が僕におごってくれないかな？」というメッセージが届いた。このメッセージに対してどう返信すればいいか、ミッシェルさんは非常に悩んだという。「食事をおごってでも、私はその人と会いたいのかな……と考えたんです。相手の男性のことは、それほど好きではない。でも会うこと自体は嫌ではない。お金が欲しいから行くわけではないので、仮にお金をもらえなかったとしても、会うことは嫌ではない。ご飯代だけ出して頂ければ行きます、という感じだったのですが、自分がお金を払って、自分の時間を使ってまで会いたいかというと、そこまでではない……」迷った結果、ミッシェルさんは相手の男性からの提案を断った。すると、男性からは「そんな小銭のことでごちゃごちゃ言われるとは思わなかった。僕は君からおごってもらって、その分お手当を余分にあげようと思っていたのに」という返信が届いた。その後、お泊りデートの約束をしていたので、それにはきちんと行った。しかし、デート後、男性からの連絡は途絶えた。「この一件は、自分がお金を払ってまでその相手に会いたいのか、ということを見つめなおすきっかけになりました。自分も会社の部下におごることはありますが、それはその部下のことを大事だと思うから。自分にとって、その男性は大事な存在なのかな、と思ったら、そうでもないなと。お金がもらえるから会っていただけだった、と事後解釈してしまった。それで冷めてしまったのかもしれません」